ご赴任後間もない方より、「子供が週末や夜間に具合が悪くなった場合は、どこへ連れていったらよいでしょうか?」というご相談を頂くことがよくあります。生死に関わるような症状の場合は、迷わず “911”(救急車、警察)にダイアルをし助けを求めて下さい。救急車を呼ぶほどでもないが緊急の場合は、24時間365日開いているER(エマージェンシー・ルーム)へ行きましょう。ただし、ERは緊急患者で混雑しており、また保険を利用しても自己負担額が大きいため、緊急ではない症状の場合はUrgent Careの利用も可能です。日本にはUrgent Careのような施設がないため、どのように使い分けをしたらよいかイメージがつかない方もいらっしゃると思います。
Urgent Careとは?
アメリカでは、内科、小児科などのかかりつけ医や眼科、耳鼻科、皮膚科、整形外科などの専門医の初診の際は、予約まである程度の待ち時間が発生します。ERへ行けば24時間365日診てもらえるのですが、そこまで緊急ではない、、、しかし早く診てもらいたい、または仕事帰りの遅い時間帯や週末にお医者さんに診てもらいたい場合があると思います。それを解決してくれる強い見方が、Urgent Careになります。Urgent Careでは生命に関わらない場合の幅広い症状を当日診てもらうことが可能です。自己負担額もお持ちの保険によって異なりますが、かかりつけ医に診てもらう場合と大きな差はありません。ERと比べ、医療設備は限られますが、診察時間が長く、週末やホリデーも空いているため、かかりつけ医が決まっていない方はもちろん、かかりつけ医がいる場合でも時間外で診てもらえない場合にうまく使い分けをすると便利です。
Urgent Careを利用すべき症状
以下のような生命に関わらない症状の場合にUrgent Careを利用しましょう。
- 風邪やインフルエンザ
- 喉の痛み
- 湿疹
- 結膜炎など目の症状
- 捻挫、軽傷や軽度のやけど
- スポーツによるケガ
- 骨折(動けないほどの骨折はERへ)
一方、息切れや胸の不快感、突然のめまいや痺れ、痙攣、止まらない出血、吐血、脳震盪や頭部の外傷、意識の喪失、突然の激しい頭痛など緊急を要する症状の場合は、急いでERで診てもらってください。
Urgent Careへ診療方法、支払い
お持ちの保険でどこのUrgent Careがネットワーク内かどうか事前に調べておくことをお勧めいたします。当日、予約なしでWalk-inで行くことが可能です。オンラインでスポットを確保できる場合もあります。
受診当日にCo-Payと呼ばれる自己負担額を支払います。または、医療機関が保険会社へ請求をし保険会社からの処理が完了した後に、後日、医療機関より請求書が送付されてきます。
TWIアシストでは、お持ちの保険がご利用頂けるお住まいになられるエリアのUrgent CareやEmergency Room、各専門医のお調べやご予約などをサポート致します。