米国赴任に際し一番気がかりなことは、やはりお子様の学校、とご相談をいただくことが多いです。言語の問題、新しいお友達作り、勉強のことなど、いろいろ心配ごとがあるかと思います。お子様が学校に慣れてきたら、保護者の方がボランティアを通して学校に関わることがお勧めです。
保護者のボランティアとは?
アメリカの小学校では、保護者がボランティア活動に参加する機会が沢山あります。コミュニケーションが不安でボランティアは、、と中々踏み込めない方もいらっしゃると思いますが、できる範囲でのサポートで問題ないのがボランティアです。各クラスの保護者代表として先生と保護者の間を取り持つクラスマム (Class Mom) から、週に1日~2日、1~2時間程度、クラスで先生のサポートをするボランティアまでさまざまあります。先生の授業準備の補佐的な役目が主で、例えば、授業で使用する資料のコピーを取ったり、色紙を指定のサイズに切ったり、プリントを各生徒のフォルダへ収納するなど事務的な作業も多いので、英語に不安がある方は事前に先生にその旨を伝えおくと安心でしょう。校内イベントを開催するのにもなにかと保護者の協力が必要な場合も多く、不定期にボランティア募集のお知らせが来ます。未就学児の下の子がいたり、他の用事もあったりと、定期的なボランティアは負担が大きいという方は、年に1~2回のボランティアに参加してみてはいかがでしょうか。校内でのブックフェア、スポーツイベント、夏のムービーナイト、秋のカーニバルに冬のフェスティバルなど、学校やPTAが主催するイベントも年間を通して行われています。
ボランティアのメリットは?
ボランティアをお勧めする第一の理由は、学校でのお子様の様子を実際に見ることができるからです。日本でも、実際の学校生活を見ることができるのは授業参観や運動会かと思います。新しい環境で頑張っているお子様の普段の学校生活を垣間見れるだけでなく、日本とは異なるアメリカの教材やクラスの様子などを直接見ることができるので、保護者にとっても学びや刺激があると思います。全校生徒対象のイベント等でのボランティアに参加する場合は、学年の異なる子供を持つ保護者とも知り合いになり、情報交換などもできます。アメリカでは、幼少期から子供に積極的にボランティア活動をさせる保護者も多く、学校のボランティアにもとても積極的で協力的な保護者が多い傾向もあります。
ボランティアの申込方法は?
学校内でボランティアをする場合、まずは学区又は学校での登録が必要となります。運転免許証等のIDの登録が必要で、学区によっては保護者の予防接種も必要とする場合がありますので、学校からの案内を参照しましょう。担任の先生や学校側がボランティアを必要とする際に、保護者へEメールでお知らせが届きます。中学校に入ると保護者のボランティアのチャンスはぐっと減りますので、小学生のお子様を持つ方はぜひ小学校で参加してみてはいかがでしょうか。
TWIアシストでは、お子様の学校の入学手続きのサポートから習い事のリサーチなどご家族の皆様が充実した米国生活を過ごして頂けるサポートをいたします。