
いよいよアメリカの学校の学期末シーズンになります。学校によって多少差がありますが、これから2カ月~3ヶ月間の長い夏休みに突入します。日本では、学校からの夏休みの課題が多く用意されますが、アメリカでは学校から課題はでません。そうなると、各ご家庭での夏休みプランがとても重要になります。秋の新学期に向け学力の向上、せっかくの夏休みなので楽しい思い出作り、そして何よりも英語力をいかに低下させずに新学期に備えさせたいとご赴任中のご家庭よりご相談をいただいております。そこで、各地域で開催されるサマーキャンプについて紹介いたします。ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか?
サマーキャンプの種類
サマーキャンプは、内容や種類も豊富で、いろいろな主催元で開催しています。キャンプといってもお泊り型は少なく、殆どがデイキャンプ(日帰り)の半日~終日となります。アート、スポーツ、ダンス、水泳、ゲームなど特定のテーマのプログラムもあれば、全て日替わりで1週間でいろいろ体験できるものもあり、比較的体験や経験を重視した内容のキャンプが人気です。サマーキャンプは市や非営利団体が主催する比較的手ごろな価格のプログラムから非常に高価なプログラムと金額の幅もあります。
サマーキャンプには、アカデミックなリーディング、コーディング、サイエンス、STEM(科学、技術、工学、数学)などももちろんあります。最近では全米屈指の大学で行われるロボットやIT技術に触れながら学ぶ本格的なプログラムや、中には変わり種のキャンプもあります。地元にメジャーリーグがある場合は、そのチーム主催の子供向けベースボールキャンプなどスポーツをする子供にとって夢のようなキャンプもあります。海の近くにお住まいの場合は、キッズライフガードのキャンプやボートやカヤックに乗ったり、海洋生物について学ぶキャンプもあります。キャンプで配られるお揃いのTシャツを着て、スクールバスに乗って遊園地、水族館、動物園などフィールドトリップ(遠足)が含まれるキャンプも人気です。保護者は参加することなく、そのプログラムのCPRや各種トレーニングを受けたスタッフが同行してくれます。キャンプは、小学生を対象とした内容が中心となりますが、中にはティーン向けのボランティアプログラムとして、参加する子供達のお世話を通してリーダーシップや問題解決スキルなどを習得するプログラムが用意されている場合もあります。特に中学生や高校生は、ボランティア体験も夏休みにお勧めのアクティビティの一つです。

どこで情報を入手するか
多くのエリアでは市が運営するサマーキャンプがあり、市のウェブサイトやお子様の学校で情報が提供されることもあります。春から夏にかけ各エリアのファミリー向けイベントで各主催元がブースを出したり、地元のフリーペーパーの特集や広告などでもサマーキャンプについて紹介されます。お近くに博物館や科学館、動物園、水族館などがある場合、ウェブサイトを覗いてみるとサマーキャンプや夏の子供向けスペシャルイベントが予定されていることもありますので、是非ご確認ください。
申込について
サマーキャンプの検索時期は、早い方で春休み明けから開始される方もいます。ただし、実際に具体的な情報や申込開始は、5月に入ってからとなるケースが多いので、夏休みに入る1ヶ月前には情報を収集し、お子様とどのプログラムに申し込みたいか相談されることをお勧めします。各プログラムは、数週間のセッションでのプログラムもあれば、1週間単位、もしくは1日だけのフィールドトリップ(遠足)もあります。人気のプログラムは、すぐに埋まってしまうこともあるので、事前の下調べは重要となります。
申込方法は、基本的にはオンラインで申込をしクレジットカード払いとなります。
TWIアシストでは、お住まいのエリアのお子様向けサマーキャンプの情報検索や主催元への英語での問い合わせ、及びお手続のサポートをいたします。