近年、未就学の小さなお子様連れの駐在員ファミリーが増加している傾向にあります。アメリカでは、主に4歳でプリスクールを卒業し、5歳で小学校のキンダーガーテンに入学します。受け入れ年齢、公立・私立の違い、入学手続きの方法と時期などの皆様からよくいただくご質問に答えていきます。
プリスクールの種類
プリスクールは義務教育ではないため基本的には私立です。受け入れ年齢は学校によって異なり、プリスクールの年齢の子供達(トイレトレーニングが終了した3歳前後)のみを対象とした学校が最も一般的です。しかし、生後数週間の乳児を預かるデイケアプログラムを持つ施設からキンダーガーテンや小学1年生までのクラスを持つ学校もあります。私立のため、プログラムの時間帯や料金も様々ですが、特に都市部ではプリスクールの保育料の上昇もあり、保護者への金銭的負担が増えてきています。私立と比較して、金銭的負担の少ない市営・学校区運営など行政が負担をしている公立のプリスクールもあります。入学の条件は年齢と居住のみで抽選のケースもあれば、多くは低所得家庭のための無料、または低価格の保育料のプログラムとなります。
プリスクールの選び方・特徴
プリスクールの保育時間は平日の早朝から夕方までのところが多く、週5日のフルタイム、半日だけのプログラム、週に2日や3日のパートタイムなど、ご都合に合わせてコースを選択することが可能です。各学校には特徴があり、モンテッソーリの教育理念を掲げるプログラムやバイリンガル教育、もちろん泥んこ遊びなど自然教育を中心とした学校もあり、選ぶ基準も様々です。プリスクールは、担任の先生の他、アシスタントの先生などがサポートに入りますが、保護者が先生のサポートに入るCooperative Preschoolと呼ばれる学校もあります。保護者がクラスや学校の運営に携わり各役割や当番制で一定時間のボランティアが求められます。各ご家庭の教育方針やプログラム料金、空き状況など優先順位をつけて検討されることをお勧めいたします。
入学手続き方法と入学時期
プリスクールの入学は秋の新学期スタートと位置付けられてはいますが、空きがあれば通年入学可能です。空きがないことも多く、ウェイトリストがあることも珍しくはありません。まずは、各プリスクールのウェブサイトでプログラムの内容を確認し、興味のある学校のツアーの予約をしましょう。ツアーは毎日行っている学校もあれば、週に決められた日時の学校もあります。ツアー後に入学をご希望の場合は、必要書類を確認し、オンラインや郵送で入学の申し込みをしましょう。
TWIアシストでは、小さなお子様連れのご家族の初めてのプリスクール探し、入学手続き方法などの不安を少しでも取り除けるようサポートいたします。